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吉川 マサル |
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えっと、またまた「ロト&toto宝典」の原稿です。9月号になります〜。
-----------ここから----------- 前回の「ニセ金探し」問題はいかがでしたでしょうか?自分で解くとなると「こん なん解けるか〜」って感じなんですが、タネを知ったうえで他人に出題するのは楽し いものですよね。ん?性格悪いでしょうか、私...。(笑) さて今月は、ある有名数列についてのお話です。数列っていうと高校時代に苦い思 い出のある方も多いと思います(私もその一人です...マジで)が、今回はムズカシイ 記号や数式は出てきませんのでご安心を。ま、とりあえず問題をご覧くださいな。 <問題> 500円の商品Aだけを売っている自販機があります。この自販機、1000円札 を入れると500円のお釣りが出てきますが、“釣り銭切れ”のときは500円玉し か受け付けないことになっています。 さて、ある日の朝と夕方にこの自販機を調べたところ、お釣りとなる500円玉は 朝・夕とも1枚も入っていませんでした。が、その間に商品Aは10個売れていたそ うです。 では、商品Aを「500円玉で購入した人」と「1000円札で購入した人」が訪 れた順序は何通り考えられるでしょうか。 迷惑な自販機ですねぇ。お釣りがないときに500円玉を持ってやってきた人は「使 えねぇ〜」とか言いながら帰っていたんでしょうね。そもそも、「500円の商品 A」って何なんだ?昼間に10個も売れるのか?....っと、そういう話じゃありませ んでした。(笑) さてマジメに問題に取り組みましょうか。まず、朝見ても夕方見ても500円玉は 入っていなかったワケですね。その間、Aが1個も売れていなかったなら話は簡単で すが、ちゃんと10個売れていたということですね。となると、その間に投入された 500円玉はちょうど全て、1000円札で購入した人へのお釣りとして出ていった ということになります。つまり、「500円玉で購入した人」と「1000円札で購 入した人」の人数は同じ、つまりともに5人(10÷2=5)だったということが分 かるんです。 問題はここからです。この10人のやってきた順序を考えなくてはいけません。ま ず、1人目は確実に500円玉で購入したことが分かりますね。なぜって、1000 円札で購入しようとやってきた人がいたとしても買えなかったハズですから。また、 最後の1人は1000円札で購入したことも分かります。これも当然で、最後の1人 が500円玉で購入していたら自販機の中にそれが残っているハズですよね。だんだ ん見えてきたでしょうか。そう、要は「どの時点を考えても、1000円札で購入し た人の数が500円玉で購入した人の数を越えることはない」ってことなんです。 それを図示してみると、「図○」のようになります。この図で、STARTからGOAL に最短距離で行く道のりの数が、今回の問題の答えになるんです。最短距離ってこと は、右または上にしか進めないことになりますね。そして、「右に進む=500円玉 で購入」、「左に進む=1000円札で購入」としています。すると、この図だと、 どんなふうに進んでも、右に進んだ数を上に進んだ数が越えることはありませんよね。 あとはその数え方ですが、図の交差点部分に書き込まれた数字がソレを表していま す。例えば、右から2列目、下から2行目のところには「4」と書かれていますね。 これは、ココに至る方法が4通りということを示しています。その計算方法ですが、 この場所には、「下から来る」か「左から来る」しかありませんよね。下からやって くるのは1通り、左からやってくるのは3通りってことはこの図から分かりますね。 というわけで、1+3=4通りってワケなんです。もちろんこの計算は左下のSTARTか ら順に進めていくことになります。結果、この問題の答えは「28通り」と分かりま す。 実はこれ、「カタラン数」という有名数列に関する問題なんです。カタラン数って のは、今回のように「同数の2種類のモノを1列に並べるときに、どこで区切っても 常にどちらかが多いかまたは同数になる」場合の数が作る数列なんですが、実はたい へん奥深くて、超難関大学の入試問題なんかでもしばしば登場します。でも、その本 質は意外に簡単で、小学校の算数で十分理解可能ですよね。え?ロト&toto攻略 と何の関係があるのかって?あ、いや、それはその...ゴメンナサイ〜。(逃走) ----------ここまで---------- いかがでしょう?(^^;; |
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PowerBook(FireWire)
7月2日(月) 17:08:14
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