第56回 “解答と解説”


 まず、「そして、希望のあった男子6人を加えて配りなおしたところ、13個だけあまり、あと1個ずつ配ることはできませんでした。」から、女子生徒+6>13 であることが分かります。よって、女子生徒>7です。

 次に、「そこで希望しなかった男子に同じ数ずつ配ることにしましたが、13個では2人分にはなっても3人分にはなりませんでした。」ということから、配った数は一人当たり5個か6個であることが分かります。

 6人の男子生徒を増やした結果、以上の現象が起こったわけです。(大げさな...)女子生徒の立場からすれば、男子が参加したために、自分達の一人当たりの個数を減らされたことになります。その総個数は、男子生徒に与えられた分+13個ですね。

 ここで、場合分けをして考えてみます。

配った数が一人5個だった場合

 男子に配られた個数は、5×6=30(個)です。女子から減らされた個数は、30+13=43(個)ですね。43の約数は、1と43だけですから、女子の人数は1人と43人が考えられます。しかし、女子生徒>7ですから、1人はダメですね。43人の方は.....すべての条件にあてはまることになりますから、OKです。(*)

配った数が一人6個だった場合

 男子に配られた個数は、6×6=36(個)です。女子から減らされた個数は、36+13=49(個)ですね。49の約数は、1と7と49ですから、女子の人数は1人と7人と49人が考えられます。しかし、女子生徒>7ですから、1人と7人はダメですね。49人の方は「男女合わせて53人」という条件に反します。(男子が4人になってしまう...)

 というわけで、あてはまるのは43人の場合だけですね。

                 答:43人

* 問題公開時から30分間、問題象件の「男女合わせて53人」が50人になっていました。これだと、男子生徒の数(6人以上)はクリアしますが、「2人分にはなっても3人分にはなりませんでした。」の部分で、男子は9人以上いるはずだということを考えると矛盾することになります。この件は、全て出題者である私、吉川のミスです。大変申し訳ありませんでした。



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