第55回 “解答と解説”


 上流から下流に向かうマサル号の進む速さは、240+川の流れの速さ (m/分) です。

 下流から上流に向かうハナコ号の進む速さは、160ー川の流れの速さ (m/分) です。

 さて、この両者の近づく速さは、これらの合計ですね。すると、両者は川の流れの速さに関わりなく、240+160=400(m/分)です。このことから、両者が出会うのは、2000÷400=5(分)後であることが分かります。

 さて、いつもと100m離れた地点で両者は出会いました。この差は5分間でついたことになります。つまり、1分につき100÷5=20(m)の差がついたことになります。これが、いつもの船の速さとの差です。そしてこれは、川の流れの0.5倍にあたります。つまり、普段の川の流れの速さは、20×2=40(m/分)であることが分かります。

 最後に、求めるのは「この日の」川の流れの速さですから、これを1.5倍して完了です。

 40×1.5=60

                 答:60m/分


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