普通に歩いたときと、2倍の速さで歩いたときのかかった時間の比を考えます。すると、
60:70÷2=60:35 となります。2倍の速さで歩いた場合は、70段進んでも普通の場合の倍の速さで進んでいますから、このような比になります。
さて、ここから両者の速さ比を導きます。ここでいう速さは、「エレベータの速さ+歩く速さ」です。
速さ比は、かかった時間の比の逆ですから、
35:60=7:12ということになります。
ここで、両者の速さの差に注目! 5の差がありますね。これが、歩く速さ(普通)です。すると、エレベータの速さは、7−5=2ということになりますね。
普通に歩いた場合を考えてみましょう。
人が歩いたのは60段です。このとき、エレベータが上らせてくれたのは何段でしょうか...。
先ほどの比から、歩く速さ(普通):エレベータの速さ=5:2ということが分かっています。これを利用して、
60×2/5=24段 これが、エレベータが上らせてくれた段数です。
よって、60+24=84
答:84段