まずは古い時計と新しい時計の針の進む速さ比を求めます。
古い時計は新しい時計で65分ごとに長針と短針が重なったといいます。
一方、新しい時計は、
長針は(新しい時計で)1分間に 360÷60=6 度ずつ進み、
短針は1分間に 30÷60=0.5 度ずつ進みますから、
長針が短針に1分間に6−0.5=5.5 度ずつ追いつく、ということになります。長針と短針が重なるには、長針が短針に360度追いつけばよいことになりますから、新しい時計は、(新しい時計で)360÷5.5=720/11 分ごとに長針と短針が重なることになります。
このことから、古い時計と新しい時計の速さ比は、かかった時間比の逆になりますから、
720/11:65=144:143
古 新
となります。
さて、問題では古い時計で60分経過したとき、新しい時計では何分経過しているかを求めればよいので、
60×143/144=59と7/12
となり、59分と35秒と分かります。
答:12時59分35秒